「この物件は再建築不可なので、正直かなり安くなります。」
再建築不可物件を所有されている方の多くが、一度はこうした説明を受けています。
確かに、再建築不可物件は一般不動産に比べ、売却難易度が高い不動産です。
- 建て替えができない
- 住宅ローンが通りづらい
- 一般ユーザーが敬遠する
- 将来性への不安がある
こうした理由から、通常の土地や戸建てと比較すると、価格が下がりやすいのは事実です。
しかし、ここで重要なのは、
「価格が下がる」と
「安く買い叩かれていい」は、全く別問題だということです。
現場で数多くの再建築不可物件を見ていると、強く感じることがあります。
それは、
「再建築不可だから安い」のではなく、
「扱えない業者が安く査定している」
ケースが非常に多いという現実です。
今回は、名古屋エリアを中心に、再建築不可物件を売却する際の注意点と、“買い叩かれないために知っておくべきこと”について、現場目線で率直にお話します。
再建築不可物件とは何か?
再建築不可物件とは、現在建物が存在していても、将来的に建て替えができない土地・建物のことを指します。
代表的なのは、
- 接道義務を満たしていない
- 建築基準法上の道路に接していない
- 路地状敷地
- 2m接道不足
- 43条但し書き問題
などです。
特に名古屋市内では、昭和以前から残る古い住宅街や密集地に数多く存在しています。
昔は建築できたものの、現在の建築基準法では再建築が認められない。
これは決して珍しいケースではありません。
なぜ再建築不可物件は安くなるのか?
再建築不可物件が一般市場で敬遠される理由は明確です。
最大の理由は、「住宅ローン」が絡むからです。
一般のマイホーム購入者は、多くの場合、金融機関融資を利用します。
しかし再建築不可物件は、
- 担保評価が低い
- 将来的価値が読みにくい
- 建て替えリスクがある
ため、金融機関が慎重になります。
結果として、
「現金購入できる人」
「投資家」
「事業者」
など、購入層が限定されるのです。
つまり、通常不動産より市場が狭くなる。
これが価格が下がる大きな理由です。
しかし、ここで勘違いしてはいけません。
市場が狭いことと、価値がゼロであることは全く違います。
「再建築不可=売れない」は現場を知らない発想
実際には、再建築不可物件にも需要は存在しています。
例えば、
- 賃貸運用
- リフォーム再生
- 隣地所有者需要
- 投資家購入
- 現況利用
などです。
特に名古屋市内では、立地によっては「建て替えできなくても欲しい」という投資家は少なくありません。
家賃需要が安定しているエリアであれば、古家付きでも十分収益化できるからです。
しかし、経験の浅い不動産会社ほど、
「再建築不可なので価値がありません」
「売れません」
「安くしかなりません」
と、思考停止したような査定を出してしまいます。
なぜか。
理由は単純です。
再建築不可物件を扱った経験が少ないからです。
不動産会社によって査定額が大きく変わる理由
再建築不可物件ほど、不動産会社によって査定額が大きく変わります。
場合によっては、数百万円以上差が出ることも珍しくありません。
その理由は、
「どの市場を見るか」
が会社によって全く違うからです。
例えば、
一般仲介しか知らない会社
- エンドユーザーしか想定しない
- 住宅ローン利用者前提
- 通常市場しか見ていない
結果、
「売れない」
「安くしかならない」
という結論になりやすい。
投資家市場を理解している会社
- 利回り計算
- リフォーム再生
- 賃貸需要
- 事業者需要
まで考慮します。
つまり、“出口戦略”が違うのです。
ここが、査定額差の正体です。
再建築不可物件は、「物件の問題」より「扱う側の経験値」が価格を左右する世界なのです。
買い叩かれやすい再建築不可物件の特徴
再建築不可物件は、所有者側が不安を抱えているケースが多いため、安値誘導されやすい傾向があります。
特に注意したいのは、以下のようなケースです。
① 相続後すぐ売却しようとしている
相続直後は、
- 固定資産税
- 空き家管理
- 遺品整理
- 近隣問題
など、不安が重なります。
その心理状態につけ込み、
「早く処分した方がいいですよ」
と急がせる業者も存在します。
② 遠方在住で管理できない
空き家管理負担が大きい場合、冷静な価格判断ができなくなりやすい。
結果として、極端に安い価格でも契約してしまうケースがあります。
③ 他社で断られている
「どこに相談しても難しいと言われた」
この状態は非常に危険です。
売主側が、
「もう安くても仕方ない」
と思い込んでしまうからです。
しかし実際には、“その会社が扱えないだけ”というケースも少なくありません。
危険な業者の特徴
再建築不可物件では、業者選びが極めて重要です。
以下のような会社には注意が必要です。
とにかく不安を煽る
「これは危険です」
「価値ありません」
「今すぐ売らないと」
必要以上に恐怖を与える会社は要注意です。
不安を煽ることで、安値契約へ誘導しているケースがあります。
即決を迫る
「今日決めてください」
「今月だけです」
不動産売却で即決を迫る会社は危険です。
本当に適正価格なら、比較検討されて困る理由はありません。
査定根拠が曖昧
「この辺の相場です」
「経験上こんな感じです」
再建築不可物件ほど、査定根拠説明が重要です。
そこを曖昧にする会社は信用できません。
買取しか提案しない
もちろん買取自体は悪ではありません。
しかし、
- 仲介
- 投資家流通
- 隣地交渉
- 再生提案
など、複数選択肢があるはずです。
最初から「安い買取しか無理」と決めつける会社には注意が必要です。
再建築不可物件で重要なのは「出口戦略」
再建築不可物件は、通常不動産以上に“出口戦略”が重要です。
例えば、
- 収益化可能か
- 賃貸需要があるか
- 隣地売却可能性
- リフォーム価値
- エリア需要
これらによって価格は大きく変わります。
つまり、“ただ査定するだけ”では駄目なのです。
現場経験がある会社ほど、
「誰に売るか」
まで考えています。
ここが、一般仲介会社との大きな差になります。
アースリアリティ株式会社の考え方
私たちは、再建築不可物件を「価値のない不動産」とは考えていません。
もちろん、通常不動産と比較すれば制限があります。
しかし重要なのは、
- どう流通させるか
- どの市場へ届けるか
- どんな出口を組むか
です。
実際、一般仲介では難しいと言われた再建築不可物件でも、
- 投資家市場
- 再生市場
- 地域需要
- 隣地交渉
などを踏まえ、売却できるケースは数多くあります。
私たちは、「再建築不可だから安い」という一律査定ではなく、その不動産の可能性を現場目線で見ています。
まとめ|「売れない」のではなく、「扱える会社が少ない」
再建築不可物件には、確かに難しさがあります。
しかし本当に問題なのは、
「物件」ではなく、
「扱う側の経験不足」
であるケースが非常に多いのです。
再建築不可物件は、不動産会社によって査定額も売却戦略も大きく変わります。
もし現在、
- 安すぎる査定に不安がある
- 売れないと言われた
- 買取を急かされている
- 本当に適正価格なのか分からない
そんな状況であれば、一社だけで判断しないことをおすすめします。
再建築不可物件ほど、“誰に相談するか”で結果は大きく変わります。
ふどうさんのMAGOは名古屋市エリアを中心に不動産売却、空き家問題を専門とする不動産会社です。、専門家のアドバイスと革新的なアイディアで、お客様の悩みを解決いたします。まずはお気軽にご相談ください。
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