名古屋市の思い入れある空き家管理は何故必要?自分でやるコツと必須アイテムを徹底解説!

こんにちは。街歩き空き家マイスターの保木です。名古屋街歩きの中、多くの空き家に遭遇しますが、ほとんどが雨戸が閉っております。人が住んでいないための防犯上の観点からですが、

雨戸を閉め切ってしまうと、太陽光が家の中に入りません。太陽光はとても家にとっては大事です。

湿気がこもり太陽光が入らない家は腐食の進行が進んでしまい、活性化が行われないため急激な劣化を引き起こしてしまいます。  そして、家にとって次に大事なのが 「風」です。

「風」には実は2種類ありまして、世間一般的に言われている「換気」と「気の流れ」です。

換気ができないことによる家へのダメージは非常に大きなものになるといえます。日本の住宅の多くは木造でできていますが、木造は湿気に弱く、換気をしないとカビやコケが生えやすく、家の基盤がダメージを受けてしまいます。

次に「気の流れ」です。人が部屋で活動しているだけでも動きによって対流が起こり、空気の流れが生じます。 一方空き家の場合は、人の出入りがないために対流がおこりません。 対流の起こらない(空気が澱んだ)部屋や家は急速に劣化しまうのです。

「気の流れ」は目には見えませんが、常に通り道と抜け道がありまして、、「気の流れは」家の中だけではなく、実は外も回っています。ですので、旗竿地や北向きで間口が狭い家は住んでいる人が病気になりやすい、家族間でトラブルが起こりやすい、家の劣化が進みやすいのが其の所以です。(これは筆者の主観でありエビデンスはありません・・)

ということで、今日のテーマは「空き家管理は何故必要か?」です。

もったいないおばけにとりつかれ「親から実家を譲り受けたけどとりあえず放置。でも、いつか住むかも・・」「固定資産が増えるから、解体もできない、とりあえず放置・・」こちら名古屋ではそんな空き家が増えています。

家に人が住まないと空気が動きませんので、「空き家になったとたん想像以上に劣化が早い・・」という感想を多くいただきます。なぜ、空き家管理が必要なのか?それは家に手をかけてあげないとすぐ傷むから。家になるべくなら多く手をかけてあげ、少しでも老朽化の進行を止めるための最善のエクササイズが必須なのです。

また空き家を適切に管理することは、名古屋市において非常に重要な課題です。名古屋市にとっても管理がされていない空き家は景観の悪化、地域全体の市場価格の下落、崩壊の恐れ、名古屋市のイメージダウンにつながるため非常に頭の痛い問題児なのです。

空き家問題は個人の問題から、地域、社会の問題でもあります。空き家をしっかり管理することは、地域も繫栄し、社会も潤うことにつながります。

地域に根差した不動産売却と空き家活用、空き家管理を
名古屋にて展開しております。
空き家の整理・処分から空き家の片付け、
遺品整理や不要品の買取まで一括してサポートしております。

〒457-0846
愛知県名古屋市南区道徳通2-51 道徳ビル1F

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目次

1. 空き家管理が必要な理由と放置するリスク

空き家の管理は、その家の維持に留まらず、さまざまなリスクを回避するためにもとても大切なこと。名古屋市では空き家の数が増えており、その対策として適切な管理を求めておりますがアナウンスが曖昧で空き家を具体的に管理する支援策も行き届いておりません。(解体支援策は存在します。)

このセクションでは、個人で行う空き家管理がなぜ不可欠なのか、また放置することによってどんなリスクがあるのか説明していきます。

空き家を管理する理由

  1. 老朽化の防止
    老朽化の進行を少なくすることで、市場価値を維持できる。
  2. 法的リスクの回避
    名古屋市を含む多くの地域では、無管理の空き家が「特定空家」として認定され、法的な制裁を受ける可能性があります。罰金は最大50万円に達する場合があり、行政による管理措置が講じられることもあります。このため、法を順守することが管理において重要な要素となります。
  3. 地域への配慮
    空き家が放置されると、周囲の景観や治安が悪化し、近隣住民からの苦情が増加する原因となります。定期的な管理を行うことで、地域住民との良好な関係を保ち、住環境全体の向上に寄与することが期待されます。

放置するリスク

空き家を放置することで生じるリスクには、次のようなものがあります。

  • 建物の劣化
  • 犯罪の発生リスク
    空き家は、不審者の侵入を引き起こすことがあり、犯罪の温床になる恐れがあります。地域の安全を確保するためには、適切な管理が欠かせません。
  • 資産価値の低下
    空き家の状態を放置することで、資産の価値が減少し、将来的に売却を試みる際には不都合な条件を招くリスクがあります。資産を守るためには、効果的な管理が必要です。

2. 空き家管理に必要な基本アイテムリスト

空き家を自分でしっかりと管理するには、効果的な道具を揃えることが不可欠です。これらのアイテムを活用することで、空き家をよりスムーズに、そして家の劣化の進行を遅らせることが可能になります。

掃除用具

人が住まない家は、空気の対流が行われない、湿気がこもりやすい、それ以外に時間が経つにつれて埃や汚れがたまりやすいものです。定期的な清掃を行うために、以下の掃除用具を準備しておくことをお勧めします。

  • 雑巾: ほこりや頑固な汚れを効果的に拭き取るために便利です。
  • ほうきとちりとり: フロアや隅にたまった小さなゴミを掃除する際に必須の道具です。
  • バケツ: 水や洗剤を使った清掃作業や、水分の移動に役立ちます。
  • ゴミ袋: 出たごみをすぐに処理できるよう、あらかじめ数枚用意しておくと便利です。
  • 軍手: 清掃や整頓作業中に手を保護するためには欠かせないアイテムです。

照明器具

特に空き家では、明るさが不足していることが多く、作業がしづらいことがあります。電源が切れている場合に役立つアイテムは以下の通りです。

  • 懐中電灯: 暗い部分での作業を行う際には必須アイテムです。LEDタイプの懐中電灯を選ぶと、長時間の使用でも安心です。

工具

空き家の点検や簡単な修理ができるように、基本的な工具を揃えておくと便利です。

  • ドライバー: ネジを締めたり外したりするために使用します。プラスとマイナスの両方を用意しておくと、より便利になります。

カメラ

管理を効率よく進めるために、カメラも重宝します。以下の用途に役立ちます。

  • 状態確認: 修繕が必要な部分を記録したり、時間とともに物件がどのように変化したかを把握するために写真を撮影することが重要です。

服装とその他のアイテム

清掃や点検作業を快適に行うためには、適切な服装も重要です。動きやすい、汚れても良い服装を選び、必要に応じてスリッパや長靴も用意しておくと良いでしょう。

これらの基本的なアイテムを揃えることで、空き家管理作業が効率的に進みます。また、安全に作業を行うためにも、定期的にアイテムの点検を行い、必要に応じて新しい道具を加えることも忘れずに行いましょう。

3. 快適な管理作業のための服装と準備ポイント

空き家管理を自分で行う際には、快適な作業環境を整えるための服装や準備が重要です。ここでは、適切な服装と作業の際に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。

服装の選び方

まず、作業中に汚れても問題のない服装を選ぶことが基本です。特に、以下のポイントを意識することをお勧めします。

  • 動きやすさ: 作業中は身体を動かすことが多いため、動きやすい素材の服を選びましょう。ストレッチ性のある服やジャージが適しています。
  • 汚れに強い素材: 空き家の管理中に泥やホコリが付着することは避けられません。汚れが簡単に落ちる化学繊維やデニム素材の服が理想的です。
  • 季節に合わせた選択: 夏は通気性の良い半袖・短パンが快適ですが、虫刺され防止のために長袖・長ズボンが推奨されます。逆に冬は、防寒対策を行い、厚着を心掛けましょう。

必要なアイテム

快適に作業を行うためには服装だけでなく、さらなる準備も求められます。以下に、便利なアイテムを挙げます。

  • 軍手または手袋: 割れたガラスや尖った物から手を守るため、必ず着用しましょう。
  • スリッパまたは室内専用靴: 空き家はホコリが多いため、室内のみで使用するスリッパを持参することが理想です。
  • 帽子や日よけ: 夏の日差しから肌を守るため、帽子を着用することをお勧めします。
  • マスク: 特にホコリやカビが気になる空き家作業の際には、マスクを着用して呼吸器系を保護しましょう。

準備ポイント

作業に入る前に、以下の準備をお忘れなく。

  • 道具の確認: 掃除用具や作業道具を事前にチェックし、必要なものを揃えます。特に、掃除機やほうき、ゴミ袋は必ず携帯しましょう。
  • 作業スケジュールの設定: 日中の明るい時間帯を選んで作業することで、視認性が向上し、作業がスムーズに進みます。
  • 休憩時間の確保: 長時間の作業は疲れやストレスを増加させるため、適度に休憩を取り入れ、体調を管理しましょう。

これらのポイントを考慮することで、空き家管理をより快適に、効率よく進めることが可能になります。

4. 名古屋市での空き家管理の具体的な実施方法

名古屋市において空き家を適切に管理することは、建物の劣化を防ぎ、地域の環境を守るために不可欠です。本記事では、空き家管理における具体的な手法と自分でできるコツについて詳しく解説します。

定期的な訪問と点検

空き家を放置すると多くのリスクが生じるため、定期的に訪れてその状況を把握することが重要です。点検すべき以下のポイントに注目しましょう。

  • 周囲の状況をチェック: 敷地内に雑草が繁茂していないか、近隣環境に異変がないかを確認します。
  • 建物の状態を確認: 雨漏りやひび割れなど、建物に損傷がないかを注意深く調査します。
  • 設備の点検: 水道、電気、ガス設備の状態を確かめ、異常があればすぐに修理を検討します。

清掃とメンテナンス

空き家の価値を保つためには、清掃とメンテナンスが欠かせません。定期的に以下の作業を実施します。

  1. 敷地内の清掃: ゴミや落ち葉を取り除き、周囲の見た目を向上させます。地域住民のためにも、清潔感を保つのが大切です。
  2. 庭の手入れ: 草取りや剪定を行い、庭を整えます。この作業が空き家の印象を大きく変えます。
  3. 室内の点検: 定期的に室内を掃除し、水回りのカビや害虫の発生を防ぐことにも注意を払います。

防犯対策

空き家を不審者から守るために、多様な防犯施策を講じることが必要です。

  • 定期的な換気: 室内の湿気を防ぐために、窓を開けて換気を定期的に行います。
  • 防犯機器の導入: センサーライトや監視カメラを設置し、不法侵入を防止します。

管理方法の選択

自分で管理するのが難しい方や、時間に余裕がない方は、専門の管理サービスを利用することも考慮しましょう。以下の選択肢を検討できます。

  • 不動産管理会社への委託: 専門家に依頼することで、管理の手間を大幅に軽減できます。
  • 信頼できる近隣の方に依頼: 地元の人に見守りを頼むことで、地域とのつながりを強化しましょう。

まとめておきたい準備物

自分で空き家管理を行う際には、以下のアイテムを揃えておくことが役立ちます。

  • 清掃用具(ほうき、モップ、バケツなど)
  • ゴミ袋や軍手
  • 懐中電灯
  • 防虫スプレー

これらの基本的な作業を実施することで、名古屋市での空き家管理がスムーズに進むことでしょう。地元の特性を踏まえた管理方法を確実に実施し、大切な資産を維持していきましょう。

5. 空き家管理を楽にする便利なサービスと活用法

空き家の管理は、無視できない負担が伴いますが、便利なサービスを利用することで、手間を大幅に軽減できることをご存知ですか?名古屋市内でも多彩なサービスが提供されており、自分に合った管理方法を選ぶことが可能です。

空き家管理代行サービスの活用

空き家管理代行サービスは、専門の業者が空き家の管理を行ってくれるサービスです。このサービスを利用することで、以下のような利点があります。

  • 時間の節約: 定期的な訪問や清掃、点検を専門業者が行ってくれるため、空き家オーナーとしての負担が軽減されます。
  • 信頼できる管理: 管理のプロが対応するため、安心して任せられます。
  • 専門的な知識: 法律面や地域特有の問題にも精通しているため、トラブルを未然に防ぐことができます。

例えば、名古屋市内でサービスを提供するスムトコ不動産では、月額2,000円からのプランがあり、手頃な価格で利用することができます。

ただ多くの空き家管理サービスは月一回の点検が主です。筆者は最低、月3回以上の見回りをおすすめします。

地域のネットワークを活用する

空き家の管理を効率的に行うためには、地域内でのネットワーク作りも重要です。隣接する住民との連絡を取り合い、異変に気づいてもらえる環境を整えましょう。具体的には以下のような取り組みが考えられます。

  • 連絡先交換: 隣近所の方と連絡先を交換し、何かあった場合にすぐに対応できるようにしておきます。
  • 地域のボランティア団体: 地域の清掃活動やイベントに参加し、顔見知りを増やすと良いでしょう。

便利グッズの活用

空き家管理を効率よく行うために、便利グッズを活用するのも一つの手です。以下はおすすめのアイテムです。

  • 防草シート: 庭の雑草対策に役立ち、手間を減らします。
  • 定期清掃用具: ゴミ袋、掃除機、ほうきなどを準備し、定期的に清掃が行えるようにします。
  • 監視カメラ: 不審者の侵入を防ぐために、自宅の外に設置することを検討すると良いでしょう。

グループサービスやコミュニティの利用

近年、グループで空き家の管理を行うコミュニティも増えています。こうしたグループに参加することで、管理に関するノウハウを共有したり、作業を分担することが可能になります。地域内での情報交換や支援を受けることができ、安心して管理につながります。

空き家管理には手間がかかりますが、自分に合ったサービスを選択し、適切なツールを利用することで確実に負担を軽減することができます。管理方法の多様性を理解し、効果的に活用して、親から譲り受けた大切な家の価値を守りましょう。

まとめ

空き家管理は決して簡単な作業ではありませんが、適切なサービスや便利な道具を上手く活用することで、その負担を大幅に軽減することができます。定期的な点検と清掃、そして必要に応じたメンテナンスを心がけることで、老朽化の防止や地域への配慮など、さまざまな課題に対応できます。

また、管理業者への委託や地域コミュニティの活用など、自分に合った方法を選択することで、効率的かつ効果的な空き家管理が可能になります。空き家を適切に管理することは、親から譲り受けた大切な資産を守り、そして地域社会に貢献することにもつながります。ぜひ、この記事で紹介した様々なアプローチを参考に、自分に合った空き家管理の方法を見つけていきましょう。

空き家管理が手間でしょうがない方は最低限やってほしい3つのこと

ポストを開けて、①郵送物を回収する。②部屋の窓を開けて、換気する。③通水する。

代々から譲り受けた思い入れのある家をあなたがしっかりと守っていきましょう。

空き家管理に必要な基本アイテムは何ですか?

掃除用具、照明器具、工具、カメラ、適切な服装などが空き家管理に必要な基本アイテムです。これらを整備することで、効率的かつ安全に管理作業を行うことができます。

快適な管理作業のために気をつけるべきことは何ですか?

動きやすく汚れに強い服装を選ぶことや、軍手や室内専用靴の着用、十分な休憩時間の確保などに注意を払うことが重要です。これらの準備を行うことで、快適に管理作業を進めることができます。

名古屋市での空き家管理を簡単にする方法はありますか?

空き家管理代行サービスの利用や、地域のネットワークを活用すること、便利グッズの活用、グループサービスやコミュニティの利用などが、空き家管理を簡単にする方法として考えられます。適切なリソースを活用することで、管理の負担を大幅に軽減できます。

ふどうさんのMAGOは名古屋市南区の不動産売却、空き家問題を専門とする不動産会社です。

(対応エリア)
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