不動産業界では、「難しい物件」と呼ばれるものがあります。
たとえば、
- 再建築不可物件
- 旗竿地(敷地延長)
- 事故物件
- 共有持ち分
- 空き家
- 老朽化物件
- 接道不良
- 境界未確定
- 相続トラブルを抱えた不動産
こうした物件は、多くの不動産会社が「扱いづらい」「時間がかかる」「利益になりにくい」と判断し、積極的に取り組まないケースも少なくありません。
しかし、実は不動産売却の本当の経験値が表れるのは、こうした“難しい物件”です。
そして、経験を積んだ不動産会社ほど、物件をパッと見ただけで、複数の出口戦略を瞬時にイメージしています。
これは決して「勘」ではありません。
過去の経験、失敗、成約事例、市場調査、法規理解、地域性、買主心理など、膨大な情報が頭の中で結び付いているからです。
「普通の物件」は、実は難しくない
駅近で、整形地で、築浅で、駐車場付き。
こうした物件は、極論すれば、どの会社が扱っても一定の反響があります。
ポータルサイトに掲載すれば問い合わせが入り、相場に近い価格で売れていく可能性も高いでしょう。
しかし、本当に差が出るのは、“普通ではない物件”です。
再建築不可物件を見た時に、
- 「これは売れませんね」で終わる会社
- 「隣地取得の可能性がある」
- 「収益物件として組み直せる」
- 「現金投資家向けで動ける」
- 「賃貸運用の方が収益化できる」
- 「底地整理と組み合わせられる」
- 「相続人調整で価値改善できる」
など、いくつもの可能性を瞬時に想像できる会社。
ここに、経験値の差が表れます。
再建築不可=価値がない、ではない
「再建築不可」と聞くと、多くの方が強い不安を感じます。
しかし実際には、再建築不可でも売買は成立しています。
重要なのは、“誰に”“どの切り口で”提案するかです。
例えば、
- 現金購入できる投資家
- リフォーム前提の買主
- 隣地所有者
- 利回り重視の投資家
- 倉庫利用希望者
など、一般住宅購入層とは違うターゲットに切り替えることで、売却できるケースは数多く存在します。
経験の浅い会社は、「住宅ローンが難しい=売れない」と考えがちですが、実務経験の豊富な会社は、「住宅ローンが難しいなら、別ルートで考える」という発想になります。
旗竿地は“嫌われる土地”なのか?
旗竿地も、一般的には敬遠されやすい土地です。
間口が狭い。
車が停めづらい。
見栄えが悪い。
確かにデメリットはあります。
しかし一方で、
- 価格が相場より抑えられる
- 奥まっていて静か
- プライバシー性が高い
- 固定資産税評価が抑えられる
というメリットもあります。
つまり、「誰にとって価値があるか」を見抜けるかが重要なのです。
不動産は、万人に好かれる必要はありません。
“刺さる人”に届けば、成約は成立します。
事故物件は“心理”を理解できるかどうか
事故物件も同じです。
一般市場では敬遠されやすい一方で、
- とにかく価格重視の方
- 投資家
- 外国人投資家
- 立地優先の方
など、一定の需要は存在します。
ここで重要なのは、“隠す”ことではなく、“整理する”ことです。
いつ、何があったのか。
現在はどういう状態なのか。
近隣への影響はどうか。
これらを整理し、誠実に説明できる会社ほど、結果的に買主から信頼されます。
難しい物件ほど、営業力よりも「情報整理能力」が重要になります。
共有持ち分は「人間関係」が本質
共有持ち分は、法律知識だけでは解決できません。
実際には、
- 相続人同士の感情
- 長年の家族関係
- 連絡が取れない共有者
- 売りたい人、残したい人の対立
など、“人”の問題が非常に大きい分野です。
だからこそ、経験値の差が出ます。
単純に「売却しましょう」ではなく、
- 持ち分整理
- 買取提案
- 換価分割
- 単独売却可能性
- 弁護士連携
- 税務調整
など、状況に応じて複数の出口を考えられるかが重要になります。
「出口戦略」が見える会社と、見えない会社
難しい物件を見た時、
経験の少ない会社は「問題」に目が行きます。
しかし経験値の高い会社は、「解決方法」に目が行きます。
もちろん、簡単な案件ばかりではありません。
実際には、
- 数か月動かない
- 隣地交渉が難航する
- 相続人調整に時間がかかる
- 解体費が想定以上になる
- 契約直前で白紙になる
こうしたことも珍しくありません。
それでも経験を積んでいる会社ほど、
「このケースは過去のあの案件に近い」
「この地域なら投資家需要がある」
「この価格帯なら現金客が反応する」
と、過去データが頭の中で繋がっていきます。
だからこそ、“パッと見ただけで出口戦略を想像できる”のです。
最後に――難しい物件ほど、不動産会社選びが重要
難しい物件は、会社によって査定価格も、提案内容も、販売戦略も大きく変わります。
「売れません」
「価格を下げましょう」
「解体しましょう」
だけで終わる会社もあります。
一方で、
- 活かせる部分を見つける
- 別角度から需要を探す
- 投資家市場を使う
- 地域特性を分析する
- 権利関係を整理する
こうした視点で取り組む会社もあります。
不動産は、単なる「物」ではありません。
背景には、
人間関係、
相続、
感情、
生活、
歴史があります。
だからこそ、難しい物件ほど、“経験値”と“引き出しの多さ”が重要になります。
そして本当に経験を積んでいる不動産会社ほど、難しい物件を見た瞬間に、「売れない理由」ではなく、「どうすれば出口を作れるか」を考えています。
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