【名古屋市北区の底地売却事例】「毎月3,000円の地代しか入らない土地が850万円で売れた理由」

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愛知県名古屋市南区道徳通2-51 道徳ビル1F

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目次

~相続した底地を『価値がない土地』だと思っていた地主様の話~


はじめに

「こんな土地、売れるんですか?」

最初の相談で地主様はそうおっしゃいました。


場所は名古屋市北区。


昔から住宅地として発展してきたエリアです。


相続した土地には住宅が建っています。


しかし、

その住宅は地主様のものではありません。


建物の所有者は借地人様。


つまり今回の不動産は、

いわゆる「底地」でした。


毎月振り込まれる3,000円

地主様が相続したのは、

父親の代から続く貸宅地でした。


毎月の地代。


3,000円。


年間36,000円。


しかし、

固定資産税。


相続手続き。


管理負担。


将来の不安。


それらを考えると、

決して魅力的な資産には見えませんでした。


地主様はこう話されました。


「地代より固定資産税の方が気になります」


「売れるなら売りたいです」


「でも底地なんて誰も買わないですよね」


底地とは何か

一般の方にはあまり馴染みがありません。


土地は地主の所有。


建物は借地人の所有。


借地人が土地を利用する代わりに、

地代を支払う。


これが底地です。


昔は珍しくありませんでした。


昭和30年代。


昭和40年代。


昭和50年代。


住宅不足の時代には、

借地の上に家を建てることが一般的だった地域もあります。


北区にもその名残があります。


地主様の悩み

今回の地主様には、

長年の悩みがありました。


地代が安い。


借地人様も高齢。


将来どうなるか分からない。


相続した子どもが管理できるか不安。


底地は持っていても自由に使えません。


売却も難しいと言われます。


そのため、


「価値がない土地」


と思われることも少なくありません。


私たちが感じた違和感

しかし、

現地を確認した時、

私は別の見方をしました。


確かに地代は安い。


自由に利用もできない。


しかし、

土地そのものの立地は良かったのです。


駅徒歩圏。


生活利便性良好。


住宅需要も高い。


つまり、

価値がないのではなく、

価値を活かせていない状態だったのです。


業界の本音

底地を嫌がる不動産会社は少なくありません。


権利関係が複雑。


説明が難しい。


借地人との関係もある。


査定も難しい。


そのため、


「底地だから安いです」


で終わることもあります。


しかし、

底地には底地の市場があります。


投資家。


借地人本人。


不動産事業者。


購入を検討する層は存在するのです。


本当に価値はないのか

地主様は、

長年そう思っていました。


月3,000円。


固定資産税。


将来不安。


確かに魅力的な資産には見えません。


しかし、

見方を変えるとどうでしょうか。


借地人様にとっては、

長年住んできた土地です。


将来の不安を解消できる可能性があります。


また投資家にとっては、

底地という資産そのものに価値を感じる場合もあります。


つまり、

価値がないのではなく、

価値を感じる人が見つかっていなかっただけなのです。


売却相談から状況が動き出した

私たちはまず、

権利関係を整理しました。


借地契約。


地代。


更新状況。


借地人様との関係。


そして、

売却の可能性を検討しました。


すると、

地主様自身も驚く展開になっていったのです。

【名古屋市北区の底地売却事例】「毎月3,000円の地代しか入らない土地が850万円で売れた理由」~父はなぜこの土地を手放さなかったのか~


相続して初めて気付いたこと

売主様は60代。

父親が亡くなったことで、

この底地を相続しました。


正直なところ、

相続するまで関心はなかったそうです。


毎月地代が入っていることは知っている。


借地人が住んでいることも知っている。


しかし、

契約内容は知らない。


土地の価値も知らない。


なぜ父親が所有していたのかも分からない。


それが本音でした。


相続人が最初に思ったこと

登記が終わり、

固定資産税通知書が届き、

改めて状況を確認した時、

売主様はこう思ったそうです。


「こんな土地いらないな」


決して珍しい話ではありません。


相続相談の現場では、

底地を相続した方の多くが同じ反応をされます。


自由に使えない。


建物も建てられない。


地代も安い。


売れそうにもない。


そう見えるからです。


父親は何十年も持ち続けた

しかし、

売主様には一つ疑問がありました。


なぜ父は手放さなかったのか。


実はこの土地、

昭和40年代から続く借地契約でした。


50年以上前から続いていた関係です。


父親は何度も売却する機会があったはずです。


それでも手放さなかった。


そこに何か理由があるのではないか。


そう考えるようになったそうです。


借地人様との関係

調査を進める中で、

長年の関係が見えてきました。


借地人様も高齢。


親の代から住んでいる。


地代の滞納もない。


近隣トラブルもない。


50年以上続く信頼関係でした。


昔の地主と借地人は、

単なる契約関係ではありません。


地域のつながり。


近所付き合い。


親同士の交流。


そうした背景が存在します。


時代が変わった

しかし、

現在は状況が違います。


地主が代替わりする。


借地人も高齢化する。


子ども世代は遠方に住んでいる。


地域とのつながりも薄くなる。


親の代には成立していた関係が、

次世代では維持できなくなることがあります。


相談の本質

実は今回、

売主様が悩んでいたのは地代ではありませんでした。


月3,000円。


年間36,000円。


数字だけなら大きな話ではありません。


問題は、


「このまま持ち続けてどうなるのか」


でした。


将来また相続が起きる。


子どもへ引き継がれる。


契約書も古い。


関係者も高齢。


今整理しなければ、

次世代がもっと困るかもしれない。


そこに不安がありました。


不動産会社によって査定が違った理由

査定を依頼すると、

驚くほど価格差がありました。


50万円。


100万円。


300万円。


査定額はバラバラです。


なぜでしょうか。


それは、

底地の評価が難しいからです。


単純な土地価格ではありません。


借地契約。


立地。


借地人との関係。


将来性。


様々な要素が絡みます。


だからこそ、

経験によって査定額が大きく変わるのです。


850万円になった理由

最終的に評価されたのは、

地代ではありませんでした。


土地の場所。


住宅地としての需要。


借地関係の安定性。


将来的な権利整理の可能性。


市場はそこを見ていました。


つまり、

毎月3,000円の収益ではなく、

土地そのものの潜在価値を評価したのです。


売却後に言われた言葉

決済の日、

売主様が話された言葉があります。


「父が持ち続けた理由が少し分かった気がします」


非常に印象的でした。


価値がない土地ではなかった。


父親が何も考えず持っていたわけでもなかった。


ただ時代が変わり、

自分の代で整理する時期が来ただけだったのです。


業界の本音

底地相談は今後確実に増えます。


地主の高齢化。


借地人の高齢化。


相続。


空き家問題。


これらが同時に進行しているからです。


そして多くの方が、


「こんな土地は価値がない」


と思い込んでいます。


しかし、

価値がないのではありません。


評価の仕方が難しいだけなのです。


まとめ

今回の北区の底地売却は、

850万円で売れたことが重要だったわけではありません。


相続した地主様が、

初めて土地の意味を理解したこと。


そして、

次世代へ問題を残さず整理できたこと。


そこに大きな価値がありました。


毎月3,000円の地代。


数字だけを見れば小さな不動産かもしれません。


しかし、

50年以上続いた借地関係には、

数字だけでは測れない歴史がありました。


そして今回の売却は、

その歴史に一区切りをつける出来事だったのです。

ふどうさんのMAGOは名古屋市エリアを中心に不動産売却、空き家問題を専門とする不動産会社です。、専門家のアドバイスと革新的なアイディアで、お客様の悩みを解決いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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