【名古屋市守山区の土地売却事例】「造成費がかかるから売れない」と言われた崖地が980万円で売れた理由

名古屋市エリアで″売却サポート”に専門特化した
不動産売却のみを取り扱う専門店です。
空き家売却にともなう煩雑なお手続き、
空き家の遺品整理や不要品の買取まで一括してサポートしております。

〒457-0846
愛知県名古屋市南区道徳通2-51 道徳ビル1F

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目次

はじめに|「この土地は造成費がかかるので難しいですね」

「正直、この土地は厳しいと思います。」

相談者様が最初に不動産会社から言われた言葉でした。

物件は名古屋市守山区にある相続土地。

亡くなったご両親から受け継いだ実家の敷地でした。

土地面積は約70坪。

決して小さな土地ではありません。

駅からも徒歩圏内。

周辺には住宅も多く、一見すると普通の住宅地に見えます。

しかし問題は土地の形状でした。

道路との高低差が約3メートル。

敷地の一部は法面。

古い擁壁も存在していました。

いわゆる「崖地」と呼ばれる土地です。

査定を依頼した複数の不動産会社からは、

「造成費がかかります」

「擁壁が古いですね」

「建築会社も嫌がります」

「450万円くらいでしょう」

という評価でした。

相談者様は納得できませんでした。

「駅も近い。」

「土地も広い。」

「本当にそんなに安いのか。」

そんな疑問を抱えたまま弊社へご相談いただきました。

そして最終的な売却価格は980万円。

当初査定額から530万円の差が生まれました。

なぜここまで結果が変わったのでしょうか。

今回は実際の相談事例をもとにお話しします。


崖地とは何か

不動産業界でいう崖地とは、

周辺道路や隣接地との間に大きな高低差がある土地を指します。

具体的には、

  • 法面がある
  • 擁壁がある
  • 階段で出入りする
  • 造成が必要

といった特徴があります。

一般の方からすると、

「危険そう」

「使いにくそう」

というイメージを持たれることも少なくありません。

実際、

建築計画によっては追加工事費が発生します。

そのため通常の整形地と比較すると評価が下がることがあります。

しかし、

ここで大切なのは、

評価が下がることと売れないことは全く別だということです。


守山区という地域特性

守山区は名古屋市内でも特徴的なエリアです。

平坦な土地が多い中川区や港区とは違い、

丘陵地が多く存在します。

そのため、

  • 高低差のある土地
  • ひな壇造成地
  • 擁壁付き宅地
  • 法面を含む敷地

は決して珍しくありません。

特に、

  • 吉根エリア
  • 上志段味エリア
  • 下志段味エリア
  • 小幡北エリア
  • 白沢町周辺

などでは高低差を伴う宅地も多く見られます。

つまり、

守山区では高低差があること自体は特別なことではありません。

にもかかわらず、

査定時に大幅なマイナス評価を受けるケースがあります。


相続から始まった土地問題

今回の相談者様は県外在住でした。

ご両親が亡くなられた後、

実家は空き家となります。

最初は、

「そのうち考えよう」

という状態でした。

しかし時間は止まりません。

毎年届く固定資産税。

伸び続ける雑草。

傷み始める建物。

近隣からの相談。

徐々に負担が大きくなっていきました。

そこで売却を決意します。


最初の査定額は450万円

数社へ査定依頼した結果、

提示された金額は400万円台から500万円台。

理由はほぼ同じでした。

「造成費がかかる。」

この一言です。

確かに造成費用は発生する可能性があります。

しかし私たちは査定書を見て違和感を覚えました。

本当にそれだけで評価して良いのだろうか。

という疑問です。


現地確認で感じた違和感

実際に現地を確認した際、

私たちが最初に感じたのは、

「思ったほど悪くない」

ということでした。

もちろん高低差はあります。

擁壁もあります。

しかし、

  • 土地面積が広い
  • 日当たりが良い
  • 眺望が良い
  • 周辺環境が良い

というプラス要素も多くありました。

ところが査定書には、

マイナス要素ばかりが並んでいました。


実は崖地を好む買主もいる

一般の方は意外に思われるかもしれません。

しかし現場には、

高低差のある土地を積極的に探している買主もいます。

理由は様々です。

例えば、

眺望です。

平坦地では得られない景色があります。

また、

道路から視線が入りにくいというメリットもあります。

さらに、

設計次第で個性的な住宅を建築できる魅力もあります。

つまり、

高低差そのものが価値になる場合もあるのです。


業界の本音

ここで少し辛口な話をします。

崖地の査定は面倒です。

普通の住宅地であれば、

周辺相場を確認し、

査定価格を出すことができます。

しかし崖地は違います。

  • 擁壁の状況確認
  • 造成履歴確認
  • 行政調査
  • 建築制限確認
  • ハザード確認

など、

調査項目が増えます。

時間もかかります。

だからこそ、

「造成費がかかるから安いですね」

で終わる査定も存在します。

しかし、

調査が面倒なことと、

価値が低いことは全く別の話です。


実際に確認した行政調査

今回の案件では、

机上査定だけでは判断できませんでした。

そのため、

行政調査を実施しました。

確認した内容は、

  • 接道状況
  • 擁壁関係
  • 建築制限
  • ハザードマップ
  • インフラ整備状況

などです。

すると、

当初懸念されていた問題の一部は、

実際には大きな障害にならないことが分かりました。

ここが非常に重要でした。


査定額を左右する「思い込み」

不動産業界では、

崖地を見ると反射的に価格を下げる査定もあります。

しかし本来は、

一件一件調査するべきです。

崖地だから安い。

市街化調整区域だから安い。

再建築不可だから安い。

そのような単純な話ではありません。

不動産には個性があります。

そして個性を理解できるかどうかで、

査定額は大きく変わるのです。

なぜ最終的に980万円で売却できたのか

販売戦略を立てる際、

私たちは最初から一般住宅購入者だけをターゲットにはしませんでした。

なぜなら、

崖地や高低差のある土地は、

見る人によって評価が大きく変わるからです。

実際に現場では、

「絶対に嫌だ」

という方もいれば、

「むしろこういう土地を探していた」

という方もいます。

重要なのは、

誰に売るかです。

不動産売却は、

物件の欠点を隠すことではありません。

その特徴を理解してくれる買主を見つけることです。

今回もその考え方で販売活動を進めました。


地元工務店が注目したポイント

問い合わせの中で強い関心を示したのは、

地元の工務店でした。

一般の方からすると、

高低差はマイナス要素に見えます。

しかし工務店は違います。

彼らは、

造成費がどの程度必要か。

どんな建築プランが可能か。

どのくらい利益が見込めるか。

を具体的に計算できます。

つまり、

「崖地だからダメ」

ではなく、

「どう活用できるか」

で判断するのです。


買主が評価した意外なメリット

実際に購入された方が評価したのは、

高低差そのものではありませんでした。


① 眺望

守山区の丘陵地特有の景観です。

平坦地では得られない開放感がありました。

建築プランによっては、

2階リビングから遠くまで見渡せます。


② 日当たり

高低差があることで、

周囲の建物の影響を受けにくい環境でした。

特に南向き部分の日当たりは良好でした。


③ プライバシー性

道路から直接室内が見えにくい。

これを好む買主は意外に多いです。


④ 土地面積

約70坪という広さも魅力でした。

多少高低差があっても、

面積が広ければ建築計画の自由度が高まります。


査定額450万円との差はどこで生まれたのか

今回の最大のポイントはここです。

実は、

土地そのものが変わったわけではありません。

変わったのは評価です。


査定会社の見方

・崖地

・造成費がかかる

・売りにくい

450万円


私たちの見方

・守山区の地域需要

・土地面積

・眺望

・建築可能性

・購入層

980万円


土地は同じです。

しかし見方が違いました。


「造成費がかかる」は本当に正しいのか

相談現場でよくある話です。

「造成費が500万円かかります」

「擁壁をやり直す必要があります」

と言われた。

しかし詳しく調査すると、

そこまで大規模な工事が必要ないケースもあります。

もちろん本当に工事が必要な土地もあります。

しかし、

現地確認もせず、

行政調査もせず、

概算だけで話をしている場合もあります。

だからこそ、

セカンドオピニオンは重要なのです。


擁壁がある土地の本当の評価

擁壁という言葉だけで不安になる方は多いです。

しかし、

重要なのは

「擁壁があるか」

ではありません。

「擁壁がどういう状態か」

です。


例えば、

・築年数

・構造

・ひび割れ状況

・排水状況

・過去の造成履歴

これらを総合的に見なければなりません。

単純に

「古いからダメ」

という話ではありません。


守山区ならではの地域需要

守山区では、

高低差のある土地が珍しくありません。

つまり、

買主側も一定の理解があります。

これが港区や中川区との違いです。

地域によって、

買主が土地を見る目は変わります。

だからこそ、

地域特性を理解した査定が必要になります。


業界の本音

ここは少し厳しい話になります。

崖地の査定は手間がかかります。

普通の土地なら、

比較的簡単に価格を出せます。

しかし、

高低差がある土地は違います。

調査項目が増えます。

説明事項も増えます。

販売戦略も変わります。

だから、

敬遠する会社もあります。

その結果、

最初から低い価格を提示するケースもあります。

しかし、

売りにくいことと、

価値が低いことは同じではありません。


崖地でやってはいけないこと

解体を急ぐ

まず相談せずに解体する。

これは危険です。

建物が残っている方が有利なケースもあります。


一社だけで判断する

今回のように、

500万円以上の差が出ることもあります。

特に崖地は査定差が大きい分野です。


放置する

空き家問題と同じです。

時間が経つほど、

建物も土地も管理負担が増えていきます。


思い込みで諦める

これが最も多いです。

「崖地だから売れない。」

「高低差があるから価値がない。」

現場では、

そう思い込んでいた土地が売却できた事例を数多く見てきました。


空き家マイスターとして感じること

守山区の相談で感じるのは、

土地そのものより、

所有者様の思い込みが問題になっていることです。

不動産会社から、

「難しいですね」

と言われる。

すると、

「やっぱりそうか」

と思ってしまう。

しかし、

その言葉が本当に正しいとは限りません。

実際に今回の案件も、

450万円で手放していたら、

530万円の機会損失になっていました。


まとめ|崖地だから売れないわけではない

今回の守山区の事例では、

査定額450万円だった土地が980万円で売却できました。

もちろん、

全ての崖地が同じ結果になるわけではありません。

しかし、

高低差がある。

擁壁がある。

造成費がかかる。

それだけで価値を決めることは非常に危険です。

不動産は、

立地。

需要。

建築可能性。

地域特性。

購入層。

これらを総合的に見て初めて価値が決まります。

そしてその評価の差が、

今回のように数百万円になることも珍しくありません。


名古屋市守山区で崖地・高低差のある土地・相続不動産の売却をご検討中の方へ

「造成費がかかるから売れない」

「崖地だから価値がない」

そう言われた不動産でも、

見方を変えれば可能性が残されていることがあります。

私たちはこれまで、

空き家・相続不動産・再建築不可物件・旗竿地・市街化調整区域など、多くの訳あり不動産の売却に携わってきました。

まずは売却ありきではなく、

「本当にその査定額が適正なのか」

を確認することから始めてみませんか。

思い込みの向こう側に、本来の価値が眠っているかもしれません。

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