~不動産会社が絶対に言わない“本音”とは~
「その物件、ぜひ売ってください!」
不動産会社に相談すると、
そう言われることは少なくありません。
ですが実際には、
不動産会社の中にも、
「ぜひ扱いたい物件」
と、
「できれば扱いたくない物件」
が存在します。
もちろん表立っては言いません。
ですが、現場ではかなりハッキリ分かれています。
今回は少し踏み込んで、
不動産業界の“本音”についてお話したいと思います。
不動産会社が“本当に欲しい”物件とは?
結論から言えば、
・すぐ売れる
・利益が出やすい
・トラブルが少ない
この3つが揃った物件です。
具体的には、
- 築浅住宅
- 駅近マンション
- 人気エリア
- 整形地
- 駐車場付き
- 相続人トラブルなし
- 境界問題なし
- 残置物なし
などです。
いわゆる、
「普通に売れる物件」
です。
これは悪いことではありません。
不動産会社もビジネスですので、
売りやすい物件を好むのは当然です。
特に仲介会社は、
“成約して初めて報酬になる”
世界です。
つまり、
売れなければ利益になりません。
だからこそ、
「短期間で売れる物件」
を好みます。
逆に“不動産会社が嫌がる物件”とは?
ここからが本題です。
現実として、
不動産会社が敬遠しやすい物件があります。
例えば、
- 再建築不可
- 空き家
- ゴミ屋敷
- 長屋
- 事故物件
- 共有持分
- 接道問題あり
- 境界未確定
- 雨漏りあり
- 老朽化が激しい
- 相続人が多い
- 荷物が大量
- 違法増築
- 傾きあり
こういった物件です。
理由は単純です。
“手間がかかる割に、利益になりにくい”
からです。
さらに、
トラブルリスクも高くなります。
例えば、
- 隣地との境界トラブル
- 解体費用の問題
- 契約不適合責任
- 相続関係
- 感情的対立
- 行政指導
- 近隣クレーム
など、
普通の売却では起きない問題が頻発します。
つまり、
「時間・労力・神経」をかなり使う案件なのです。
“高く売れます”と言われたのに売れない理由
ここも非常に多い相談です。
複数社に査定を依頼すると、
一番高い査定額を出した会社に依頼したくなる気持ちは自然です。
ですが、
実際には、
“査定額=売れる価格”
ではありません。
中には、
「まず媒介契約を取りたい」
という理由で、
相場より高めの査定を出すケースもあります。
結果として、
- 3ヶ月売れない
- 半年売れない
- 値下げを繰り返す
- 問い合わせが入らない
という状態になり、
最終的に疲弊してしまうケースもあります。
特に訳あり物件の場合、
“強気価格”は逆効果になることも少なくありません。
なぜ“売れない物件”は後回しにされるのか
不動産会社にも営業マンにも、
限られた時間があります。
そのため現場では、
「決まりやすい案件を優先する」
という流れがどうしても起こります。
例えば、
- 問い合わせが多い駅近マンション
- 人気学区
- 築浅戸建
などは、
広告を出せば反響が来やすいです。
一方、
- ボロボロ空き家
- 再建築不可
- 長屋
- 荷物だらけ
などは、
問い合わせ自体が少ないケースもあります。
すると、
営業側も自然と後回しになってしまいます。
これは業界の構造上、
ある意味仕方ない部分でもあります。
だからこそ“専門性”が重要になる
ここで大事なのが、
「その会社が何を得意としているか」
です。
不動産会社にも、
得意分野があります。
- 新築に強い会社
- 投資物件に強い会社
- ファミリー物件に強い会社
- 任意売却に強い会社
- 訳あり不動産に強い会社
それぞれ違います。
つまり、
一般的な不動産会社が嫌がる物件でも、
“訳あり案件を専門的に扱う会社”
であれば、
見方が変わることがあります。
売れない不動産にも“出口”はある
実際、
「こんな物件売れないと思っていた」
という相談は少なくありません。
ですが、
- 活用方法を変える
- ターゲットを変える
- 買取に切り替える
- 投資家向けにする
- 解体せず現況で売る
など、
出口の作り方はいくつもあります。
重要なのは、
「一般市場で売れない」
=
「価値がゼロ」
ではないということです。
~愛知県・名古屋市で実際によくある10事例~
不動産会社は、
どんな物件でも同じように扱っているように見えます。
ですが実際の現場では、
「ぜひ扱いたい物件」
と、
「正直、苦戦しそうな物件」
が存在します。
もちろん、
お客様にはなかなか言いません。
今回は、
愛知県・名古屋市で実際によくある事例をもとに、
不動産会社の“本音”を少しお話したいと思います。
① 名古屋市千種区覚王山|駅徒歩5分の築浅マンション
これは不動産会社が非常に欲しい物件です。
理由は単純で、
- 需要が高い
- 住宅ローンが通りやすい
- 問い合わせが多い
- 相場が分かりやすい
からです。
特に東山線沿線などは、
広告を出した瞬間に反響が来るケースもあります。
② 名古屋市昭和区向山町|人気学区の戸建住宅
こちらも非常に人気があります。
名古屋では、
学区重視で探される方も多く、
- 滝川学区
- 川名エリア
- 御器所周辺
などは安定した需要があります。
不動産会社としても、
比較的売却計画が立てやすい物件です。
③ 名古屋市中区|投資用ワンルームマンション
立地次第では人気があります。
特に、
- 栄
- 大須
- 伏見
周辺は投資家需要があります。
ただし、
管理費・修繕積立金・空室状況によって評価は大きく変わります。
④ 名古屋市南区本星崎|老朽化した空き家
ここからは、
不動産会社が慎重になるケースです。
築50年以上、
長年空き家、
雨漏りあり。
こうなると、
- 解体費
- 残置物
- 近隣問題
などが絡み、
一般市場では苦戦しやすくなります。
⑤ 名古屋市北区喜惣治|再建築不可の長屋
名古屋の古い住宅街では、
今でも存在します。
再建築不可の場合、
住宅ローン利用が難しく、
買主層がかなり限定されます。
結果として、
「一般仲介では動きにくい」
ケースも少なくありません。
⑥ 名古屋市中川区野田|ゴミ屋敷状態の相続物件
室内に大量の残置物。
害虫・臭気問題もあり、
近隣トラブルに発展するケースもあります。
「片付けないと相談できない」
と思われる方も多いですが、
実際には現況相談されるケースも増えています。
⑦ 名古屋市港区小碓|工場跡地の売却相談
港区周辺では、
過去に工場利用されていた土地もあります。
この場合、
- 土壌汚染調査
- 地歴確認
- 説明責任
など、
通常住宅地より慎重な対応が必要になります。
不動産会社としても、
リスク確認が重要になる案件です。
⑧ 名古屋市守山区|擁壁のある高低差物件
高台エリアで比較的見られるケースです。
擁壁に問題があると、
- 金融機関評価
- 建築制限
- 将来的な補修費
などを懸念されることがあります。
結果として、
売却期間が長引くこともあります。
⑨ 愛知県春日井市神領|相続人が多数いる土地
兄弟姉妹、
甥姪まで権利関係が広がり、
話がまとまらないケース。
不動産会社としても、
「誰の意思で進めるのか」
が曖昧だと、
慎重にならざるを得ません。
相続案件は、
感情問題が絡むことも多いです。
⑩ 愛知県一宮市末広|査定額だけで会社を選び売れ残ったケース
「一番高く査定してくれた会社にお願いした」
これは非常に多いです。
ですが、
実際には相場とかけ離れており、
- 半年以上売れない
- 値下げを繰り返す
- 問い合わせが来ない
というケースもあります。
査定額は、
“売れる保証”
ではありません。
不動産会社にも“得意・不得意”があります
ここは非常に大事です。
どの会社でも、
全ての不動産に強いわけではありません。
- 築浅マンションが得意
- 投資物件が得意
- 相続案件が得意
- 訳あり不動産が得意
会社ごとに特徴があります。
だからこそ、
「どこに相談するか」
で結果が大きく変わることがあります。
売れない不動産にも出口はあります
一般的な不動産会社では難しい案件でも、
- 買取
- 投資家向け
- 現況売却
- 活用変更
など、
出口を変えることで動くケースもあります。
「こんな物件、売れないと思っていた」
そう言われる相談は少なくありません。
空き家、
長屋、
再建築不可、
相続問題…。
もし、
他社で断られた不動産でお困りでしたら、
まずは一度ご相談ください。
売れない不動産にも、
新たな出口はあります。
最後に
不動産会社にも、
本音があります。
扱いたい物件もあれば、
正直、苦手な物件もあります。
ですが、
だからこそ大切なのは、
“その物件に向き合ってくれる会社かどうか”
だと思います。
特に、
- 空き家
- 再建築不可
- 長屋
- 相続問題
- ゴミ屋敷
- 訳あり不動産
などは、
会社選びで結果が大きく変わります。
もし、
「他社で断られた」
「なかなか売れない」
「どうしていいか分からない」
そんな不動産でお困りでしたら、
まずは一度ご相談ください。
売れない不動産にも、
新たな出口はあります。


